「好きな色で、思いっきり、自分らしくぬろう!」―ばどコレ開催
*茨城大学の学生による記事です。ぜひご覧ください。
9月13日・14日の2日間、小美玉市四季文化館みの~れで「ばどコレ」が開催されました。
「ばどコレ」は、「BIRD」の創造者である大嶽一省さんと、子どもたちの創造性を育む体験を企画運営するキッズアート団体の「チームBIRDの森」の皆さんが企画運営した事業で、2日間にわたり、近隣の幼稚園・保育園の子どもたちや多くの親子がみの〜れに足を運びました。
「ばどコレ」はワクにとらわれず、好きなように自由に表現する場を子どもたちに提供しており、風のホールに1000カップルのキッスBIRDのぬり絵と大きなバルーンぬり絵や地元の美野里中学校美術部の生徒による体験コーナーを、ホワイエには、子どもたちが喜ぶ、BIRD駄菓子やBIRD綿あめ、BIRDのオリジナルグッズ販売などのブースを設けていました。
大嶽一省さんは「好きな色で、思いっきり、自分らしくぬり絵をしよう!」と子どもたちに呼びかけます。普段目にすることのない巨大なバルーンぬり絵や大きな画用紙に目を輝かせる子や、レンガ型の巨大クレヨンで雑巾がけをするようにぬり絵の上を全力で駆け抜ける子など、思い思いに色を塗る様子が印象的でした。
「子どもたちがこんなふうにぬり絵をすることは想像していなかった、びっくり。きっとすごく楽しいんだろうね」と子どもたちの様子を見た大嶽さんは話します。「たかがぬり絵、されどぬり絵。子どもが自分自身の世界を創っていくきっかけづくりにしたい」と希望を語ってくれました。
チームBIRDの森メンバーの加藤篤子さんは「全身全霊でぬり絵をしている子どもたちを見て、元気がもらえた。笑顔でぬり絵をしている姿が見られてよかった」と語り、同じメンバーの瀧澤比佐乃さんは「こんなにたくさんの子どもたちが来てくれるとは思わなかった。でも、何人来たのかよりも、子どもたちがどう感じたのかということが大事。来てよかったと思ってくれる人が一人でもいてくれればうれしい」と思いを教えてくれました。
「チームのメンバー間だけではく、協力してくれた他のチームの人たちとの繋がりも生まれる。みの~れで活動することで生まれる関係性がある。地域のエリアではなく、文化で繋がれるという良さがある」と瀧澤さんはみの~れで活動することの良さを語ります。「ばどコレ」への参加を通して、住民が活き活きと活動している姿や、その活動を支援するみの~れの職員と住民の信頼関係が深く構築されていることも印象に残りました。そして、運営に関わる皆さんが子どもたちの未来を真剣に考え、子どもたちの笑顔のために試行錯誤しながら企画に取り組んでいる姿に心が打たれました。この現場に立ち会い、取材する機会を得ることができて、私自身、大変貴重な経験になりました。
コメント ( 2 )
私たちの活動を魅力的に紹介していただき、ありがとうございます。
イベント運営にも積極的に関わり、共創してくださった大谷さんだからこそ、子どもたちの生き生きした表情を見逃さず記事にしてくれていますね。
機会がありましたら、また遊びに来てください。
ばどコレ展のご紹介ありがとうございます。また、当日はBIRDサポートメンバーとしてのお手伝いもお願いでき、大変助かりました。子どもたちと接していかがでしたか?わたしたち大人の方が元気もらいますよね。子どもは生まれつきアーチスト!アーチストだから、自分の世界を周りにアピールして、みんなを元気にしてくれます。わたしたちも、生まれた時はアーチスト。それがいつのまにかアーチストではなくなっていく…。いちから、ぬり絵を卒業してしまったのか?時々、わたしたちも自由に、はみ出してぬり絵をして、自分らしさを再発見していきましょう…そんな願いをこめてワークショップを続けています。12月も「冬のばどコレ」を開催します。ぜひ、参加ください。お待ちしております。ありがとうございました。ばーどおおたけ