まるで自分自身が登場人物かのような演出の「音楽絵本」 〜ばーどのもりのあーとふぇすた開催
*茨城大学の学生による記事です。ぜひご覧ください。
小美玉市四季文化館みの~れで、8月6日に「ばーどのもりのあーとふぇすた」が開かれました。そのフィナーレで音楽絵本の上演と森の中のパレードを実施し、市内外から約600人が参加しました。
音楽絵本は、小美玉市出身で俳優・演出家の廣木葵さんの演出で、絵本、朗読、演劇、音楽、ダンスを融合した、未就学児から大人までが楽しめる企画となりました。絵本は、色のない鳥が自分の色を見つけるというストーリー。朗読は廣木さんが、演劇・ダンスは廣木さんを含めた劇団Myuのメンバーが務めました。
音楽はマーチングパフォーマンスグループContiNEWが担当。生の演奏に合わせて、物語が進行し、音楽絵本に続いて森の中を演奏しながら歩くパレードを実施しました。
観客は顔にメイクを施し、鳥の羽根を模した衣装を身に付けて仮装して、全員で森を歩き回り、自然に触れながら、まるで自分自身が音楽絵本の登場人物かのような幻想的な雰囲気の中、みの~れ前の森の中を行進しました。
参加した子どもたちは「絵本の絵だけでなく劇団の人も出てきて、一緒に手を叩いたり足踏みしたりして体験したのが楽しかった」「パレードに参加できるところがみんなで作りあげていく感じがあり、素敵だと思った」「知り合いが楽器を演奏していたので、生の演奏が近くで聞けて、夢のようなひとときだった」など、興奮冷めやらぬ様子。
音楽絵本とパレードの演出を務めた廣木さんは「絵本に集中できるよう意識しました。大人たちが本気で取り組む姿勢を子どもたちに見せることができたと思います」とコメント。チームBIRDの森メンバーで、音楽絵本とパレードを担当した加藤篤子さんは「子どもたちだけでなく私たち大人も成長できた企画でした。自然を身近に感じ、森を守っていくという気持ちになってほしいです」と希望を語りました。
インターンを通して、住民の人たちが地域活性化を手掛ける現場を目の当たりにしました。その熱意と当事者意識の高さが生まれる背景には、住民主役を貫くみの~れの対話の文化と戦略的な仕組みにあると感じました。先進事例として日本全国から講演依頼や視察が殺到しているみの~れの凄さを体験でき、大変勉強になりました。
コメント ( 6 )
すごい熱気が伝わってきました!
とても素敵な記事で8月6日の事が昨日の事のように思い出されます。
音楽絵本はもちろん、柔らかな光の中のパレードも絵本の中から飛び出したように素敵でしたね。
素敵に伝えてくれてありがとうございます。
子どもたちの歓声が聞こえてくるかのような記事ですね。
住民主体の企画で、演劇と舞踏、音楽や美術が融合したみの〜れならではのイベントでした。
学生の皆さんにも、これからいろいろな形で繋がっていってほしいです!
レポートのタイトルに「まるで自分自身が登場人物かのような」と書いてくださいました。まさにBIRDぬり絵本は、そんなふうに読んでもらいたいと思いつくった作品です。子どもに限らず、大人のみなさんも、今の自分の色って何だろうと考えてもらいたいと思ってます。そして、それが、レポートにあるように、廣木さんの演出によって素晴らしい音楽絵本として完成し、より強いメッセージとしてみなさまにお披露目できたことにとても感激しました。受け手と送り手の良心の証としてのBIRDワークショップを通じて、フラットな相互アートコミュニケーションが生まれ続けることを願って、これからもBIRD-KISSを続けてまいります。茨城大学の皆さまありがとうございました。
パレードが終わって最後にみんなで歌っている時間、とっても幻想的で、忘れられない夏の夜の思い出になりました。「来年はいつやるの?」と聞く親子の姿が印象的でした。
こどもたちのキラキラした顔が印象的でとっても素敵でした!
たのしかった思い出としていつか思い出してくれたら嬉しいですね。