自分の「良いな」を見つけるBIRDワークショップ 〜自然を見つめるワークショップ、開催へ
*茨城大学の学生による記事です。ぜひご覧ください。
チームBIRDの森は8月6日、小美玉市四季文化館みの~れで、地域と子どものつながりの創出を目指したBIRDワークショップを開き、幼児から大人まで600人が参加しました。
参加者は、たまごマラカス、光るたまごぬり絵、ばーどコール、ばーどの羽根、巨大はっぱばーどなど、各々が関心を持ったワークショップに取り組みました。
これらのワークショップで用いられた材料は、いずれも廃材やペットボトル、古布など。さらに、事前に回収したクレヨンを溶かし、それらを混ぜ合わせて再生した「リメイククレヨン」をぬり絵で使用。このように、細部までチームBIRDの森のSDGsへの強いこだわりが見受けられました。
そのほかにも、ばーどフラッグ、劇団Myuによるフェイスペイントなどが開催されました。ワークショップに参加するにあたり、オリジナル通貨「ばーどコイン」を用いるという仕組みも作り上げました。それを子どもたちが手にし、ワークショップに向かう姿は「好きなものに自由に主体的に参加する」という、この活動のねらいが体現化している光景でした。
ボランティアとして参加した美野里中学校の美術部員は「会場の装飾用に、カラフルな紙で花の飾りを作りました。自分の思い描いた形を完成させられるように頑張りました」「特徴的な花の飾りを作るよう意識しました」「フェイスペイントに参加してみたい」と話してくれました。
長く準備に携わってきた、チームBIRDの森メンバーの矢口茉樹さん(多摩美術大学4年)は「絵のぬり方やはみ出し方に個性が出ています。子どもたちが夢中になってくれていて嬉しいです」と話してくれ、子どもたちに対する自分なりの関わり方を深く考え、模索している様子が見られました。
チームBIRDの森代表の瀧澤比佐乃さんは、このワークショップに際し「子どもたちの喜んだ顔が最終目標にあります。『子ども』としてひとくくりにせず、一人ひとりがそれぞれの楽しみ方で参加できることを目指しました」と語り、副代表の宇津野絵美さんは「子どもたちに『形にとらわれなくていい、はみ出していい、自分と違うものを見つけて認めて欲しい、失敗や間違いはない』ということを伝えたいです」と話してくれました。また、自分たちの取り組む姿勢として瀧澤さんは「否定せず、一緒に子どもの目線に立ち、大人も好きなように参加したい」とも話してくれました。そして、廃材利用に関しては「私たちが自らの手で創り上げられるものを考えた時に、廃材を利用したワークショップに行きついたんです」と話してくれ、自分たちの手で創っていくのだという意気込みが根底にあるのだと実感させられました。
今回のインターンシップを通して、市民の方々が自らの手で一つのイベントを成功させることができる程の熱意を持っていること、その熱意を受け止めサポートする体制が整っている四季文化館みの~れの存在の大きさを実感しました。また、チームBIRDの森メンバーの方々が「今回のイベントの成功には、企画運営に協力してくれたたくさんの方々の温かい雰囲気も大きな支えとなった」と仰っていたことが非常に印象的で、行動を起こす人とその行動に共感し支える人がいて、初めて市民主体の活発な文化の輪が広がるのだと感じました。そして、このイベントで終わりではなく、これからの姿に既に目を向けていることからも、四季文化館みの~れを出発点とした文化芸術の連鎖は途切れないだろうと強く感じました。
コメント ( 6 )
文面から、市民の熱意を感じ取ったことが伝わってきます。素敵な体験をしましたね。
素敵な記事、拝見しました。
住民主体で活動するチームが目指すことを丁寧に聞き取り、若い方の視点から捉えてまとめている点、素晴らしいですね。
素敵な記事をありがとうございます。
読み進めていくうちに、あの日の楽しかった貴重な時間がよみがえってきました。
この記事を読んで、子どもたちのために私もBIRDのメンバーとして関われてよかったなと改めて思いました。
今回のイベントの合言葉は「微笑み返しっこ」です。昔キャンディズという3人グループが歌っていた「微笑み返し」を連想した人はおばさん、おじさん(笑)。
レポートの最後に「文化芸術の連鎖は途切れないだろう」と書いてくださいましたが、受け手と送り手の良心の証としてのBIRDワークショップを通じて、フラットな相互アートコミュニケーションが生まれ続けることを願っています。茨城大学のみなさんありがとうございました。これからもBIRD-KISSをよろしくお願いします。
BIRD-KISSのメルマガでも紹介させていただきました。
https://www.bird-kiss.com/mail-magazine/mail-magazine-035/
ワークショップを通じて、たくさんの方とお話しいろいろなことを感じたことと思います。
よかったら、これからのみの〜れも見守ってもらいたいです☺︎