ミスターイトウでおなじみ!イトウ製菓株式会社 –自主性・能動性・チャレンジ精神を求める社風-

学生による記事

*常磐大学の学生による記事です。ぜひご覧ください。

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1952年創業のイトウ製菓株式会社は、「ミスターイトウ」のブランドでおなじみのクッキー・ビスケットの専業メーカーです。1968年には工場を小美玉市に移し、製造量を増やして全国展開。現在は2つの工場(小美玉市西郷地、小岩戸)を有し、新商品を次々と開発しています。クッキーができるまでを見学できる工場見学(現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため受付を中止)や、商品がアウトレット価格で手に入る工場直売所(*1)も地元で人気です。
入社4年目、商品開発部の辻川晃平さんに、イトウ製菓での働きがいを伺いました。

※商品開発部 辻川晃平さん(入社4年目)

―辻川さんの仕事について教えてください。

商品開発部で、パッケージの商品説明、注意書きを更新する仕事を担当しています。原料原産地表示が義務化されるなど、食品表示法が変われば書き方も変えなければなりません。問屋さんにお渡しする商品企画書の作成も行います。最近は、商品開発にも少し関わらせてもらうようになりました。

―この仕事を選んだきっかけを教えてください。

就職活動を目前に控えた大学3年生の冬、やりたいことがはっきりと浮かんでいませんでしたが、決めていたのは「好きなことを仕事にしたい」ということ。何度も自己分析をして、自分の好きなものと向き合いました。その結果気づいたのが、イトウ製菓の「ラングリー」というお菓子でした。それまで全く意識していなかった「好きなお菓子を作っている会社に入って働く」ということ。自分の中で光を見つけた瞬間でした。最初はお菓子の製造現場を8カ月経験し、次に品質管理室に2年。昨年1月から商品開発部に異動しました。商品開発を行うには、工場内や機械の仕組みを理解している必要がありますので、製造を経験しておいてよかったです。

※入社のきっかけとなったラングリー

― 一日の流れを教えてください。

一日の仕事のスケジュールは社員一人一人に任されています。8時30分に出社したら、メール確認。仕事の優先順位を決めて、午前中は主に企画書づくりにあてています。企画書には、どこの小麦粉を使っているかなど正確な情報を書くよう気をつけています。12時から13時までのお昼休みは社員食堂で。日替わりランチとオムライスがお気に入りです。午後からはお菓子の試作。「何をしたらよいかではなく、自分が何をしたいか。自分の意見を大事に」という自主性・能動性・チャレンジ精神を求める社風ですので、SNSなどを通じてお客様の声を情報収集しながら自分で創意工夫し、「他社の商品にはなく、売れる根拠のあるものを作る」ことを目標に、日々試行錯誤を重ねています。17時30分に終業となり、帰りにジムで汗を流すことが多いです。コロナ禍で趣味のバスケットボールチームが活動できないので、意識的に体を動かしています。

―やりがいはどのような時に感じますか?

「小さい子が手にとりたくなるようなお菓子を作りたい」と思っているので、それが実現した瞬間ですかね。私自身、小さい頃に少ないお小遣いの中からどんなお菓子を買うか、とても迷いました。その中から選んでもらえる商品を作りたいというのが目標です。世の中でどんなお菓子が売れているのか気になるので、休みの日にスーパーでよくチェックしているのですが、5歳ぐらいの女の子がイトウ製菓の1枚売りクッキーを握りしめてレジに向かう瞬間を目撃しました。嬉しかったですね。つい声をかけそうになって自重しました(笑)

※「小さい子が手にとるようなお菓子を作りたい」と語る辻川さん

―学生時代はどのように過ごしていましたか?

神奈川県出身ですが、中学と高校は高知県で過ごしました。小学生のとき、塾の夏休み企画で栃木県の全寮制中高一貫校に体験に行き、「毎日修学旅行気分で楽しそう」と思って、中高一貫校に進みました。実際、毎日合宿状態で楽しかったですよ。大学は青森です。大学からスノーボードを始めたので、たくさん雪が降って滑り放題の青森の生活は天国でした。大学時代の友人と今でもよく福島県のスノーボード場に行きますよ。会社の人たちとも「一緒に行きたいね」と話しています。会社には、野球、ゴルフ、釣りなど、ゆるいサークル的なものがあります。

―仕事がつらいと思うのはどんなときですか?

実はあまりないんですよね。学生時代にいくつかアルバイトを経験しましたが、居酒屋での「忙しい中、周りを見て次の準備をする」経験は社会人になった今も役に立っています。とはいえ、いくつか失敗したこともあります。入社してすぐのことですが、製造部は朝4時30分出社、14時終業の当番があり、その当番の日に寝坊してしまったんです。怒られると思って慌てて出社した際に、先輩が「誰しも失敗はある。その分、周りがカバーしあえば大丈夫」と声を掛けてくれました。ミスしても怒られたことはありませんね。起きたミスをどうすればフォローしあえるかという思考になるのが、この会社のいいところだと思います。

―社会人になって、自分が変わったところはありますか?

社会人になってから、やるべきことを先送りしなくなりましたね。自分で仕事のスケジュールを決めるため、優先順位をつけて行動しなければならず、私生活でも先送りしないよう癖がつきました。細かいところまで丁寧に掃除する先輩や、材料の配合や作り方の簡単さなどの効率性を考える同期から影響を受けています。まだまだ分からないこともたくさんあるので、いろいろな経験を積んで、後輩にアドバイスできるような、頼られる人になりたいです。

緊張している私たちを和ませようと、明るく気さくに話しかけてくださった辻川さん。「後輩にアドバイスできる人になりたい」とイキイキ語る表情から、やりがいと責任感を持って仕事に取り組まれていることが伝わってきました。取材中たびたび出てきた「自分の成長」という言葉は、就職活動を始()める私たちにとって、自分のために何がしたいのか、自分が何のためにどこで働くのかを改めて考え直すきっかけになるインタビューでした。

*1 イトウ製菓第一工場 直売所(茨城県小美玉市西郷地1667)
          営業時間 木曜日と金曜日 11:00~17:00(臨時休業あり)

公式HP https://www.mr-ito.jp

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  • コメント ( 3 )

  1. overs24

    地元の企業は身近でありながら知らないことも多いので、こういう記事を読むと応援したくなりますね!

  2. md

    僕の息子もバタークッキー大好きです

  3. かが

    工場のちかくにいくと、いーーいにおいなんですよねー!あー、たべたくなってきた!

石井楓 岩本亜純

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石井楓:福島県郡山市の出身で常磐大学に通っています。猫と古着屋巡りが好きです。よろしくお願いします! 岩本亜純:福島県いわき市出身で常磐大学に通っています。...

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