「たまご！？展～宇宙散歩たまごver.」開催までの軌跡

デジタルアート「たまご！？展～宇宙散歩たまごver.」が、四季文化館みの～れ（小美玉市部室）で開催されます。8月28日（土）から9月5日（日）まで。会場となる風のホールの大きさは約20ｍ×13ｍ、天井高6ｍの大空間で、室内で行われるデジタルアートとしては県内でも最大級の規模となります。

たまご！？展は「見つける・みがく・光を当てる」芸術展プロジェクトの企画です。みの～れの自主事業の一つで、住民参画で行われています。 

2018年、プロジェクトを立ち上げるため住民主体の準備委員会が開かれ、光のアートを取り上げようと方向性が決まりました。さらに、みんなで一つの作品を作り上げてみたい！みの～れオリジナルなものがいい！小美玉市らしいテーマを設定してはどうか？と半年間話し合いました。光のアートを展示するだけでなく、小美玉市の魅力を見つけて光を当てることにも挑戦し、住民と一緒に展示を作っていく参加型の芸術展を目指すことになりました。

2019年5月、準備委員会のメンバーに公募で集まったメンバーが加わり、プロジェクトチームができました。10代から80代、さまざまな職業の15人です。まずは、同市が鶏卵出荷量日本一であることに着目して、たまごに関連するアートを複数回にわたり展示することになりました。タイトルは「たまご！？展」。たまごの形をイメージしたり、殻を材料に使ったり、さまざまな角度からたまごにアプローチできそうです。デジタルアートや光と影を意識したインスタレーション（空間全体を作品として体験させるアート）などいろいろな表現方法のアートを展示することになりました。

コロナ禍による2度の延期を経てようやく実現する「たまご！？展」第１弾は、笠間市在住のデジタルアート作家イシイキヨコさんによる「宇宙散歩たまごver.」。

他では見ることができない想像上の「たまご座」が加わる、みの～れのオリジナル企画です。星の世界に浮かんだ三つのたまごのオブジェ（直径約2ｍ）に、子どもたちが描いた絵が映し出されます。2月初旬、展示に先立ち「自分だけのたまご座に絵を描こう！」とお絵描き作品を募集。集まった852作品の中から69作品が選ばれ映されます。

先行して「web美術館」も開設し、広く作品を公開しました。プロジェクトメンバーの一人は、「会場では私たちがみなさんをお迎えします。閉塞感を感じる今だからこそ、楽しい企画にしたいです。ウェブ上でも多くの方を笑顔にしたいですね」と話していました。これから第2、3弾と楽しいたまごアート展が続くそうです。

(2021年10月追記）

「たまご！？展～宇宙散歩たまごver.」は、新型コロナウィルス感染拡大のため開催を延期し、2022年1月13日から16日に開催することになりました。 詳しくはみの～れホームページをご覧ください。

（2022年1月13日追記）

「たまご⁉展～宇宙散歩たまごver.」開催中です！
1月16日（日）17:00まで。入場は無料ですが、デジタルアート会場のみ要予約。詳しくはみの～れまでお問い合わせください。

四季文化館みの～れ
http://minole.city.omitama.lg.jp/0465/info-0000007349-6.html
「たまご！？展」web美術館（9月5日まで）
http://minole.city.omitama.lg.jp/0529/info-0000007528-6.html
「たまご！？展」宇宙散歩たまごver.　PR動画
https://www.youtube.com/watch?v=jHPcc-7GxUE

デジタル空間演出 とりこ舎 イシイキヨコ
https://www.torico-sha.com/