高校生が小美玉の魅力探究!発信にも挑戦

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小美玉市魅力探究授業が、7月14日茨城県立中央高校(同市張星)で開かれました。企画したのは同市企画調整課シティプロモーション係。高校生が小美玉の魅力に触れ、愛着と誇りの醸成をすることを目的として、2020年度から始まりました。1年生(約200人)を対象にして、50分の授業を7月に2時限、10月に1時限行います。

魅力探究授業は、地域資源や市民一人一人の可能性に光を当てて磨き、輝かせていこうと同市が取り組んでいる地方創生事業(ダイヤモンドシティ・プロジェクト)の一つで、茨城大学とも連携して進められています。同大学人文社会科学部主催の「茨城の魅力を県内の高校生が探究し発信する高校生コンテスト」(*1)へのエントリーを提案しながら、小美玉の魅力発見の機会を設けます。

*1 動画作品(3分以内)やアイディア企画作品(リーフレットや商品パッケージなど)を募集。県内の高校生(高専は3年生まで)が応募可能。2021年度の締め切りは2022年1月18日(必着)。通称、茨探・いばたん。

 7月の授業はクラスごとに行われました。茨城大学生によるコンテスト説明に続き、同市若手職員が小美玉の魅力を紹介。生徒たちは、豊かな自然や特産物、活躍する人々などまちの魅力ポイントを聞いた後、それぞれ「魅力探究ワーク」に取り組みました。

魅力探究ワークでは、まず自分がもともと知っていた小美玉の魅力と、今回の授業で初めて知った魅力をワークシートに書きます。次に、隣の生徒とシートを交換し、自分が書いたシートにはなかった魅力ポイントについて相手に説明を求めます。説明を聞いて共感するものがあれば、再びシートに書き込みます。人と情報を共有することで、自分自身も新たな気付きを得ようとするワークでした。

※「魅力探究ワーク」に取り組む中央高校生

情報を交換する共有タイム(約5分間)では、教室のあちこちで身振り手振りを交えて熱弁を振るう生徒の姿が見られました。特に市内在住の生徒は、市外から通学する生徒に自分のオススメを伝えようと一生懸命でした。大きな施設やイベントだけではなく、近くの公園など身近なところにある魅力を語る生徒がいたり、小美玉の魅力を内外に発信している人の「熱量」に注目する生徒もいたり、さまざまな角度から魅力探しをしていました。

 ※二人一組になって魅力を伝え合う共有タイムの様子

10月には「仕事・施設・自然・人物」の四つのテーマごとに授業が行われます。生徒たちは、それぞれ興味を持ったテーマの授業を選んで受講し、学んだことを参考にして茨探にエントリーする作品の企画を練ります。

 2020年度、同校は茨探の動画部門で特別賞(第4位)、アイディア企画部門で優秀賞(第2位)を受賞しています。両部門で受賞したのは県内でも同校だけ。授業終了後に回収したアンケートには「小美玉の魅力をいろいろ発信したい」「PR動画を作る予定です」など積極的な言葉が多数書かれていました。

※ 小美玉の食材を使った「お弁当カレンダー」:中央高校生制作(2020年度優秀賞受賞)

10月の授業を終えると、生徒たちは同市職員のサポートを受けながら、作品制作のために市内各地へ取材に出かけることになります。地域住民と関わり、小美玉の新たな魅力をたくさん見つけ、多くの方々に知ってもらえる発信をしてほしいです。

小美玉市のダイヤモンドシティ・プロジェクト
https://www.city.omitama.lg.jp/0545/genre1-0-001.html

茨城の魅力を探究し発信する高校生コンテスト
http://www.hum.ibaraki.ac.jp/ibatan/

  • コメント ( 4 )

  1. わんわん

    楽しく読ませていただきました。
    楽しそうな授業ですね。小美玉市外に住んでいる生徒さんにも小美玉の魅力をたくさん発見して欲しいです。そして小美玉市内に住んでいる生徒さんには、今まで気付かなかった小美玉市の良いところを発見して欲しいです。私も高校生に混じって参加してみたい授業です。

  2. 瀧澤比佐乃

    わんわん様
    コメントありがとうございます。
    高校生が主体的にまちの魅力発見に取り組む姿、とても頼もしく感じました。
    私たちも多くの方々と繋がり、小美玉の魅力を共有していきたいです。

  3. post_only

    中央高校生のいきいきとした学校生活や熱心な取り組みがよくわかるステキな記事ですね。
    小美玉市で唯一の高校である中央高校を、行政やこのタウンジャーナルさんと一緒に地元住民として応援していきたいです。

  4. 瀧澤比佐乃

    post_only様
    コメントありがとうございます。
    中央高校生がまちに取材に出かける際には、私たち住民もできるだけの協力をしたいと思います。
    同じように魅力発信をしている、私たちタウンジャーナルレポーターにとっても、素敵な出会いがありそうです!

瀧澤比佐乃

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★編集部★ レポーターとして奮闘中の主婦です。

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