みんなが集う場所 ~ランチ&カフェ 木もれ陽(こもれび)

グルメ

JR常磐線羽鳥駅西口近くにある「ランチ&カフェ 木もれ陽」は2009年春にオープン、 小美玉市社会福祉協議会(以下同社協)  生きがい支援グループが運営するカフェレストランです。日替わりのおまかせ弁当(要予約)も提供しています。茨城県にある44の市町村社協の中で、唯一社協本体が経営している地域密着型の駅前レストランとしてにぎわっています。

※外観

同店があるのは「美野里ともいきプラザ」の1階。プラザは「高齢者の生きがい支援」「障がいのある方の自立支援」「子育て支援」の三つを目的にした同社協の施設です。1階にはカフェレストランの他に、地元のアマチュア手芸作家が作品を販売する「手づくり工房 わくわくショップ」があり、2階ワークスペースでは市内美野里地区に住む65歳以上の方を対象にした「介護予防教室 ともいき」や、0~6歳のお子さんと保護者に交流の場を提供する「子育て広場」が開かれています。(新型コロナウイルス感染の状況により各コーナーの開催には変動があります)

「木もれ陽」という名には、店を「太陽の光がさす場所」「その光に誘われるようにたくさんの人が集まり自由に過ごせる場所」にしたいという願いが込められています。

 同店のこだわりは「作りたて」と「地産地消」。メインデッシュはどんなに忙しくても注文を受けてから焼いたり、揚げたりします。できるだけ旬の野菜を地域から仕入れていて、時には農家さんから無償でいただくこともあるそうです。市内大手食品メーカーの協力により、賞味期限が迫った食材や、規格が合わなくなった容器を譲り受けて利用しています。企業と連携して食品ロス削減にも取り組みながら、地域との関係性を深めています。

現在のスタッフは社協職員8人、交代で勤務しています。さらに週に3日 同社協運営「小美玉市地域活動支援センターかんな」(同市部室)から1人ずつ通所者が派遣され、掃除や植木の手入れ、コーヒーフィルターの縁を折る作業などを手伝っています。
同社協 生きがい支援グループ長 兼 ともいきプラザコーディネーターの長谷川みどりさんに話を聞きました。「高齢者や障がい者、子どもたち、子育て世代の保護者そして地域の皆さんにも気軽に立ち寄ってもらいたいです。以前は福祉に関わっている人限定の店と思われることもありましたが、最近は地域の方の利用が増えました。弁当部門も、特に近所の方からの注文が増えてきたことはうれしいです」。

 ※日替わり弁当の製造中

同社協が行っている他の支援事業(*1)でもランチやカフェスペースとして活用されています。店内は車いすが入りやすいよう通路を広めに確保してあり、イスも幅広で安定感があって、利用者一人一人がゆっくり過ごせるよう考えられています。

*1 生活用品の買い物に不便を感じている高齢者に向けた「お買い物バスツアー」や、認知症の人と家族のための交流会「オレンジカフェ」など

※店内の様子

長谷川さんは地域への思いを話してくれました。「あるとき、地域の方に鉢物の植物を頂きました。その後も時折手入れをしに来てくれるんですよ。店を盛り上げてくれる気持ちがうれしいです。これからも地域の方々と連携しながら店を運営して、みんなが元気なまちにしたいですね」。

 「木もれ陽」のスタッフはみんないつも元気です。「いらっしゃいませ!」という明るい声と笑顔で迎えてくれるカフェレストランです。

ランチ&カフェ 木もれ陽
住所:小美玉市羽鳥2673-3
電話番号:0299-28-7721
営業時間:11:00~17:30(ランチは14:00まで)
定休日:土日、祝日、年末年始小美玉市社会福祉協議会ホームページ https//: omitama-shakyo.or.jp
小美玉市社会福祉協議会Facebook  小美玉市社会福祉協議会 | Facebook 

  • コメント ( 2 )

  1. サイトウトモユキ

    ランチ&カフェ 木もれ陽  社協本体が運営のカフェレストラン 凄くいいですね。高齢化社会では動けても働けない人々が多いのです。西口方面へ引っ越ししたい位にあこがれてしまいました。小美玉市も東部は農村地帯で洒落た店はありますが、高齢者が集い現役世代との交流は少ないです。羽鳥方面へサイクリングに行った際にはお昼に立ち寄ってみたいです。

    • 瀧澤比佐乃

      サイトウトモユキ様
      コメントありがとうございます。
      「一度行ってみたいなぁ」と仰ってくださることが、とてもうれしいです!
      ぜひ、サイクリングにお越しの際はお立ち寄りください。

瀧澤比佐乃

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★編集部★ レポーターとして奮闘中の主婦です。

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