思い出のスケッチバスvol.2 ~地域に根差した幼稚園が継承されていく~
2021年3月末の閉園を前に、市立羽鳥幼稚園(小美玉市羽鳥)で3月5日、園児たちが白いマイクロバス(約30人乗り)に絵を描くイベントが開かれました。イベントでは園児ら31人がバスの車体一面に絵を描きました。
イベントは、常陽交通(同市野田)の小澤智子代表取締役の発案による『スケッチバス』です。小澤さんは「今年は市内5カ所の小学校や幼稚園にバスを提供しましたが、この園はもうすぐ閉園と伺いました。皆さんの最後の思い出となったようで私も大変うれしいです」と話していました。
園児たちは何度も何度もホワイトボードマーカーの色を替え、絵を描くことに夢中でした。かわいい動物や花、大好きなアニメのキャラクターを描いたり、自分の名前を書いたり、中にはアルファベットや数字をたくさん並べて書いた子もいました。
年長組のあみちゃんは「バスにお絵描きするのは初めて!飼っているハムスターのメリーちゃんのおうちを描きました」と、とても楽しそうに話し、お母さんは「最後にこのバスに乗って遠足に行けたらよかったですね」と名残惜しそうにバスを眺めていました。バスは3月6日と7日の2日間、同市山野にある「空のえき そ・ら・ら」に展示され、訪れる人を楽しませました。
佐藤雅記園長は「いつも遠足でバスを利用させてもらっていましたが、『園児たちのために』と心を寄せてくださったことがとてもありがたいです。こうした経験は将来、地域を愛することにつながっていくと思います」と、地域との関わりの大切さを語っていました。
地域との関わりが深いことは、羽鳥幼稚園の特徴の一つでした。七夕の大きな竹をもらったり、畑でお芋掘りをさせてもらったりと、これまでさまざまな形で地域の皆さんの協力を得てきました。そのたび園児たちは「おじちゃん、おばちゃん!ありがとう!」と手を振っていました。こうした経験の積み重ねが地域理解のカギになるようです。
羽鳥幼稚園など美野里地区の市立幼稚園4園は3月末で閉園、統合され、4月1日に小美玉市立よつば幼稚園(同市竹原)が開園しました。きっと各園の長所は継承されていくと思います。地域に根差した、多くの人に愛される幼稚園として新たな歴史を築いていくことでしょう。
思い出のスケッチバスvol.1 ~常陽交通 小澤さんの思い~
https://townjournal-omitama.com/2021/04/30/m00033/
コメント ( 6 )
羽鳥幼稚園48年の歴史に幕となりましたね。各界でご活躍の卒園者を送り出してきたことでしょう。在園児から卒園の祖父母の方々にとっても思い出深いと思います。令和2年度の卒園児の皆様、よつば幼稚園へ行かれる園児たちにとって小澤さんの「スケッチバス」いつまでも優しい思い出として残ると思います。コロナ禍の中、バスの運営もままならない中でのスケッチバスのイベントに頭がさがります。園児たちと保護者にとっても地域の人々の優しさに添った記事と思いました。
斎藤友幸様
コメントありがとうございます。
記事にしたことで素敵なコメントを頂く機会もできました。
温かい気持ちの輪がさらに広がっていくようで、とてもうれしいです。
いい思い出になりましたね。
子どもたちがいつかふと思い出す日が来るのでしょうね。
overs24さま
コメントありがとうございます。
子どもたちが大人になったときに、故郷の楽しい記憶としてこの体験を思い出してくれたら私もうれしいです。
ますます素敵なまちづくりを目指したくなりますね。
子どもたちの笑い声が聞こえてきそうな文章に心がほっこりしました。
大人になっても 折に触れて思い出してくれることでしょう。
わんわん様
コメントありがとうございます。
子どもたちが楽しそうに絵を描いている様子は、とてもかわいらしく、取材させてもらった私にとっても楽しい思い出となりました。